つかまり立ちの動作では、上肢でバランスを取るため、体幹は静的な状態にあるが、肩・骨盤・股関節は動的段階にあります。
このころになると、カーフレイズやスクワット様の繰り返し、下肢の筋力を向上させ、立位機能が発達します。
体幹・骨盤帯・股関節の動的安定性が向上すると、つかまらずに立つことが可能となります。
伝い歩きができると、しゃがみ込みができるようになり、しゃがみ込みから立ち上がりができるようになります。
その後、徐々に抗重力機構を発達させ、生後12~13ヶ月程度で直立し、二足歩行が可能となります。
直立を獲得した後、さまざまな動きを経験し、3~5歳でほぼ大人と同じ抗重力機構を獲得すると言われており、5歳くらいで足底のアーチも完成し、歩行パターンは10歳前後で完成します。
獲得機能
- 足底支持における重心コントロール
- 姿勢調節機能の向上で上肢が自由になる
参考
- Rona Alexander,Regi Boehme,Barbara Cupps.機能的姿勢 運動スキルの発達.共同医書出版
- Lois Bly.写真で見る乳児の運動発達.共同医書出版
- 日本コアコンディショニング協会(2019).発育発達からひも解くコアセミナーテキスト 第5版
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