写真で学ぼう!母趾外転筋を触察するためのランドマーク

下肢の筋を触察するためのランドマーク

はじめに

母趾外転筋は、足部の底側面・内側面に位置し、母趾外転筋・短母趾屈筋・母趾内転筋と共に母趾球筋を構成する筋です。

内側からみた足部の写真
底側からみた足部の写真

臨床では、周辺組織との滑走不全を起こすことにより、楔状骨や第1中足骨のアライメントに影響を与えるので、足部アーチの評価や治療において、触る機会の多い筋です。

今回は、「足底筋の触察」シリーズの第1弾として、母趾外転筋を触察するためのランドマークを紹介したいと思います。

母趾外転筋の背側縁

母趾外転筋の背側縁は、足部の内側面で足底と足背の中央部に位置します。

また、足部の内側面に並ぶ骨(踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨、母趾の基節骨)とその底側にある筋腹との境界が母趾外転筋の背側縁の指標になります。

母趾外転筋の外側底側縁

踵骨隆起の前内側底側端(★1)と第1基節骨底の内側底側端(★2)を確認します。

踵骨隆起の前内側底側端(☆1)と第1基節骨底の内側底側端(☆2)を結ぶ線が、母趾外転筋の外側底側縁の想定線になります。

おわりに

今回は、母趾外転筋を触察するためのランドマークを紹介しました。

母趾外転筋の触察練習を行う際には、今回の投稿に下の参考テキストを併せて学習していただくと、理解が一層深まります。ぜひご活用下さい。

特徴 | 骨格筋の形と触察法 | 大峰閣

初版から15年を経て,臨床家の厳しい要求に答える内容で,かつ,学生の基本学習へも配慮し,理学療法士が著した,卒前から卒後まで末永く使える,オールカラー/ハードカバー製本による,筋の解剖学/体表解剖学書の改訂. 各論に「学生のための触察ポイント」を追加し,基本的触察法を学ぶ学生の到達目標を提示した. …

今後は、短趾屈筋、小趾外転筋、短小趾屈筋、小趾対立筋を触察するためのランドマークも紹介していきたいと思います。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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