写真で学ぼう!小趾外転筋・短小趾屈筋・小趾対立筋を触察するためのランドマーク

下肢の筋を触察するためのランドマーク

はじめに

小趾外転筋・短小趾屈筋・小趾対立筋は、足部の底側面・外側面に位置し、小趾球を構成する筋です。

外側からみた足部の写真
底側からみた足部の写真

臨床では、周辺組織との滑走不全を起こすことにより、立方骨や第5中足骨などのアライメントに影響を与えるので、足部アーチの評価や治療において、触る機会の多い筋です。

今回は、「足底筋の触察」シリーズの第4弾として、小趾外転筋・短小趾屈筋、小趾対立筋を触察するためのランドマークを紹介したいと思います。

小趾外転筋と小趾対立筋の外側背側縁

踵骨、立方骨、小趾の基節骨とその底側にある筋腹との境界が、小趾外転筋の外側背側縁の指標になります。
第5中足骨とその底側にある筋腹との境界が、小趾対立筋の外側背側縁の指標になります。

第5中足骨付近の小趾外転筋の外側背側縁は、小趾対立筋の外側背側縁のすぐ底側方に位置します。

小趾外転筋の内側縁

踵骨隆起の前底側縁の中央部(★1)と第5基節骨底の外側底側端(★2)を確認します。

踵骨隆起の前底側縁の中央部(★1)と第5基節骨底の外側底側端(★2)を結ぶ線が、小趾外転筋の内側縁の想定線になります(想定線1)。

短小趾屈筋の内側縁

踵骨隆起の前底側縁の中央部(★1)と、小趾の基節骨の底の外側底側端(★2)とを結ぶ線の中点(★3)を確認します。

第5趾の基部と第4趾の基部との間の部位(★4)を確認します。

踵骨隆起の前底側縁の中央部と小趾の基節骨の底の外側底側端とを結ぶ線の中点(★3)と第5趾の基部と第4趾の基部との間の部位(★4)を結ぶ線が、短小趾屈筋の内側縁の想定線になります(想定線2)。

おわりに

今回は、小趾外転筋・短小趾屈筋・小趾対立筋を触察するためのランドマークを紹介しました。

小趾外転筋・短小趾屈筋・小趾対立筋の触察練習を行う際には、今回の投稿に下の参考テキストを併せて学習していただくと、理解が一層深まります。ぜひご活用下さい。

特徴 | 骨格筋の形と触察法 | 大峰閣

初版から15年を経て,臨床家の厳しい要求に答える内容で,かつ,学生の基本学習へも配慮し,理学療法士が著した,卒前から卒後まで末永く使える,オールカラー/ハードカバー製本による,筋の解剖学/体表解剖学書の改訂. 各論に「学生のための触察ポイント」を追加し,基本的触察法を学ぶ学生の到達目標を提示した. …


今回もご覧いただきありがとうございました。

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