はじめに
足関節は、つま先を上げた状態(足関節背屈位)では、脛骨と腓骨に距骨がしっかりとはまり込み安定性が高まるといった特徴を持っています。
足関節のはまり込みが不十分な場合、荷重位で踏み込んだ際に足関節が不安定になるため、ニーイン・トゥアウトやニーアウト・トゥインといった、不良なダイナミックアライメントを引き起こしやすくなり、足関節捻挫をはじめとするスポーツ外傷・障害を発症する危険が高まります。
今回は、椅子に腰掛けた状態で、足関節のはまり込みを改善し、足関関節を構成する骨の位置関係を整え、関節の安定性を高めるための足関節内旋エクササイズを紹介します。
運動の方法
椅子に腰掛け、踵をついたまま、つま先を最大限持ち上げます(足関節最大背屈位)。
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ここから、つま先を内側に向け(足関節の内旋)、3秒間静止したら、元の位置に戻します。
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この運動を10回繰り返します。
運動時、足裏は床面を向き、床面に対して平行に動かすことがポイントです。
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つま先を内側に向ける際に、足裏が内側を向かないよう、気を付けて行いましょう。
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内くるぶしの後方が突っ張るような感覚を感じ取れれば、目的とする運動ができていると判断できます。
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