一人一人の足にあった靴を選び、正しく靴を履くことは、下肢の外傷・障害を予防し、パフォーマンスを向上させるのに重要です。
ここでは、靴の構造・機能に関する知識や正しい靴の履き方を紹介します。
2段ハトメを用いた靴ひもの結び方
2段ハトメとは ランニングシューズやスニーカーには、紐を通す穴の最も上のところに、2つ穴が並んでいるものがあり呼びます。 この穴は「2段ハトメ」(ハトメ=ひもを通す穴)といい、1980年に「アシックス」が「実用新案」として出願し登録されまし...
サイズ・ウィズを知って、自分の足に合った靴を選びましょう!
足の計測方法 足にあった靴選びは、履き心地だけでなく、下肢の障害予防や転倒予防の観点からも非常に重要になります。足の足長と足囲を正しく計測することは、足に合った靴選びの第1歩になります。足を計測する場合は、裸足で、肩幅に足を開き、両足に均等...
足に優しい靴選びのポイント
足に優しい靴の選びのポイントを紹介します。 サイズ・ウィズ どんなに高性能な靴も、履く方の足の形状に合ってなかればその機能を十分に発揮することはできません。足の長さ(足長)と周径(足囲)から、ご自身の足に適切なサイズ(cm) ・ウィズ(A・...
正しい靴の履き方講座
靴の中に足を固定する理由 靴の持つ機能を十分に発揮させ、自身の足を守り、パフォーマンスを向上させるためには、自分の足に合った靴を選び、その靴の中に足をしっかり固定することが重要になります。 靴の中に足をしっかりと固定するためには、ヒールカウ...
アッパーが持つ3つの役割
ソール(靴底)を除いた足の甲を覆う部分をアッパーと呼びます。 アッパーには、①足を靴に固定する、②蹴りだしの支点として力を床面に伝える、③アーチを支えるといった3つの役割があります。歩行中、足は靴の中で前後左右に動こうとします。足が前方に動...
靴の踵(ヒールカウンター)を踏んではいけない理由
ヒールカウンターとは、靴の踵部分に挿入された半円形の芯のことで、月型芯とも呼ばれています。 ヒールカウンター 踵が内側に傾く(踵骨外反)と、内側アーチが低くなり、扁平足障害をなど引き起こしやすくなります。また、踵が外側に傾く(踵骨内反)と、...
シャンクで足裏を守りましょう
シャンク(shank)とは、ソール部分に埋め込まれた芯材のことで、「踏まず芯」とも呼ばれています。 ランニングシューズ等では、下の写真のように底側から見えるように位置していることもあります。 シャンクは、靴の捻じれを防ぎ、靴の曲がる位置(ト...