FUNDA-REHA

体幹の筋を触察するためのランドマーク

外腹斜筋を触察するためのランドマーク

はじめに 外腹斜筋は、第5(6)~12肋骨の外面に起始し、腸骨の腸骨稜の外唇の前方1/2の領域、鼠径靭帯、腹直筋鞘を介して白線に停止する、体幹の外側面を斜走する板状の筋です。 外腹斜筋と隣接組織との滑走不全による胸郭の拡張不全が、腰部・肩甲...
体表解剖

腹直筋を触察するためのランドマーク

はじめに 腹直筋は、恥骨結節、恥骨の恥骨結合の前面に起始し、第5~7肋軟骨、胸骨の剣状突起に停止する、前正中線のすぐ外側方を縦走する多腹筋です。 腹直筋と隣接組織との滑走不全による胸郭の拡張不全が、腰部・肩甲帯の運動機能、呼吸機能などに大き...
運動検査

4つの運動検査(自動・他動・等尺性抵抗・関節副運動検査)を用いた問題のある組織の見分け方|運動検査④

はじめに 自動・他動・等尺性抵抗運動検査と関節副運動検査の4つの検査を組み合わせ、問題のある組織を見分る方法をモデル図を用い紹介したいと思います。 自動運動検査で関節可動域制限があり、他動運動検査では無症状で全可動域の運動が可能な場合 自動...
運動検査

関節包内運動と関節副運動検査の基本|運動検査③

はじめに 運動検査には、骨運動学の視点から生理学的運動を分析する自動運動検査、他動運動検査、等尺性抵抗運動検査と関節運動学の視点から関節包内運動を評価する関節副運動検査があります。今回は、関節包内運動と副運動検査の基礎知識を紹介したいと思い...
運動検査

自動・他動・等尺性抵抗運動検査を用いた損傷組織の見分け方|運動検査②

はじめに 運動検査①で紹介した、自動・他動・等尺性抵抗運動検査により、収縮性組織と非収縮性組織に加わる機械的ストレスの考えを応用し、各々の検査を組み合わせ、収縮性組織と非収縮性組織のどちらが損傷しているのかを見分け方をモデル図を用い紹介した...
運動検査

自動・他動・等尺性抵抗運動検査により組織に加わる機械的ストレス|運動検査①

はじめに 運動検査には、骨運動学の視点から生理学的運動を分析する自動運動検査、他動運動検査、等尺性抵抗運動検査と関節運動学の視点から関節包内運動を評価する関節副運動検査があります。自動運動検査は自動ROMテスト、他動運動検査は他動ROMテス...
リハビリテーションマネジメント

リハビリテーションマネジメントの基本的な考え方

はじめに 高齢者リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメントの基本的な考え方を紹介します。 リハビリテーションの目的について 生活機能の低下した利用者に対するハビリテーションは、単に運動機能や認知機能といった心身機能の改善だけを...
リハビリテーションマネジメント

リハビリテーション会議の開催頻度

はじめに リハビリテーションマネジメント加算を算定する際に開催を求められる、「リハビリテーション会議」の開催頻度について説明します。 訪問リハにおけるリハ会議の開催頻度 指定訪問リハビリテーションにおけるリハビリテーション計画は、おおむね3...
体幹の筋を触察するためのランドマーク

大胸筋を触察するためのランドマーク

はじめに 大胸筋は、胸部の前面に位置し、鎖骨部・胸肋部・腹部の3部から構成される扇状の大きな筋で、肩関節の内転、内旋の作用を持っています。 右胸部を前方からみた写真|大胸筋(赤)、小胸筋(青) 臨床において、肩関節の前方拘縮では、大胸筋と三...
体幹の筋を触察するためのランドマーク

小胸筋を触察するためのランドマーク

はじめに 小胸筋は、大胸筋の深層に位置する三角形状の筋で、肩甲骨の烏口突起を前尾方へ引き、肩甲骨を前傾・外転・下方回旋させる作用を持つ筋です。 右胸部を前方からみた写真|小胸筋(青)、大胸筋(赤) 小胸筋は、大胸筋との滑走不全により、肩関節...